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残業代請求に強い弁護士の探し方

2018年12月04日 公開
残業代請求に強い弁護士の探し方のアイキャッチ

 「管理職だから残業しても残業代が出ない」「みなし残業代が給与に含まれているから長時間働いても全く残業代が支払われない」など、残業代未払いに関する問題は様々です。
 気軽に会社の上司等に相談出来る問題ではない上に、家族に相談をしても法律の知識も持っていないケースがほとんどのため、問題は収束されません。

 そんな難しい残業代問題を法律のプロとしてサポートしてくれるのが弁護士です。第三者の立場として依頼人に寄り添ってくれる弁護士の存在はとても強いもの。

 ですが、弁護士とて全ての法律問題に対応は出来ません。残業代問題を得意とする弁護士もいれば、そうでない弁護士も存在します。
 そこでこの記事では、残業代請求に強い弁護士の探し方について紹介します。

残業代請求を弁護士に依頼するメリット

 本題の入る前に、まず残業代請求を弁護士に依頼するメリットについてお伝えします。

【メリット①】時間と労力の軽減

 弁護士に依頼をすると時間と労力が軽減されます。というのも、残業代を請求するためには、以下の多くの過程を踏まなければならないからです。

①労働時間を客観的の立証出来る証拠の収集
②証拠に基づいた残業代計算
③残業代請求書の作成
④会社へ内容証明郵便を発送
⑤会社との交渉

・内容証明郵便とは

「誰が、誰宛てに、いつ、どんな内容の書類を出したのか」ということを郵便局が公的に証明する郵便です。

⒈ 書類を出したこと

⒉ 書類を出した日付

⒊ 書類の内容

を郵便局が証明してくれます。

記の過程を踏むためには専門的な知識が必要になります。例えば、「証拠に基づいた残業代計算」では、様々な計算式があることを把握していなければなりません。
 それを、請求者本人が一から勉強して請求をすると、多くの時間を費やさなければなりません。
弁護士は請求に関しての様々な知識を持っています。何より、依頼をすることでそれらの過程を全て代理で遂行してくれるのです。

【メリット②】精神的負担の軽減

 弁護士は、依頼者の代理人として矢面に立って交渉を進めます。本人が会社の人と直接顔を合わせてやり取りをする必要がなくなります。時間と労力だけでなく精神的な負担も軽減されるのです。

【メリット③】交渉に有利になりやすい

 弁護士は、過去の経験に基づいて交渉や裁判を行います。弁護士に依頼するとその経験を活かすことが可能になり交渉に有利に働きやすいというメリットがあります。
 とりわけ、残業代請求に強い弁護士は同種の案件について経験が豊富なため、依頼者に最大限有利に働くよう交渉を進めてくれるのです。

【メリット④】労働審判や裁判の際に対応が可能

 残業代請求は、労働者が会社に直接交渉するだけでは決着がつかないケースがあります。その場合は、労働審判や裁判をしなければなりません。

・労働審判とは
会社と労働者の間に起きたトラブルを解決するために、裁判所で行われる法的手続のことを指します。

労働審判や裁判には高度な知識が要求されます。法律の知識を持っていない方が自身で行うには非常に困難です。
 そこで、弁護士がいると手続を任せることが出来ます。

【メリット⑤】会社にプレッシャーを与えられる

 悪質な残業代未払いをする会社の場合、労働者がいくら訴えても対応しないケースが往々にしてあります。そのため、残業代請求に懸ける本気の姿勢を示さなければなりません。  
弁護士に依頼すると弁護士が代理人となって交渉を進めてくれます。すると、「弁護士に依頼するくらいなら本気で請求しにきている」と、あなたの本気度に気づき、会社は話し合いの場に顔を出すでしょう。

残業代請求に強い弁護士がいる

 弁護士に依頼をすることで数々のメリットがありますが、どの弁護士に依頼しても解決してくれるとは限りません。
医者が眼の病気を対処することを専門とする「眼科」、歯の治療を専門にしている「歯科」があるように、弁護士にも「離婚問題に強い弁護士」「相続問題を得意とする弁護士」等が存在します。
残業代請求をする場合は、「残業代請求に強い弁護士」に依頼をした方がよいのです。そうすることにより、回収出来る残業代は増えることが期待出来るのです。

残業代請求に強い弁護士の探し方

 では、残業代請求に強い弁護士はどのように探せばよいのでしょうか。具体的に以下のような探し方があります。

【探し方①】残業代請求について豊富な実績・経験がある

 近年では、得意分野の実績をホームぺージに掲載している法律事務所が増えています。残業代請求に関する実績を確認してみましょう。50件以上の実績があるのが理想です。

【探し方②】ホームぺージに「残業代請求に強い」と記載されている

 弁護士のホームぺージを見ると、「〇〇に強い」や「〇〇が得意」など、その法律事務所に所属す弁護士が何を売りにしているかが明記されています。残業代請求に強い弁護士は事務所のホームぺージに「残業代請求に強い」と記載されています。

【探し方③】丁寧な対応

 丁寧な対応をしてくれる弁護士は残業代請求に強い傾向にあります。
 というのも、残業代請求は細かな計算をしなければなりません。依頼者に丁寧な対応が出来なければ細かい計算が出来ないと予想されます。本来回収出来るはずだった金額より少額の回収で交渉が決着するかもしれません。
 「丁寧な対応をしてくれるかどうか」の判断は、「難しい法律用語も一般の人にも分かりすいように噛み砕いて話してくれるかどうか」を基準にしてみましょう。

【探し方④】大手の法律事務所は避ける

 多くの弁護士を擁する大手法律事務所は注意が必要です。大きな事務所の場合、「残業代請求に強い」と謳っていても、実際に担当するのは残業代請求を得意とする弁護士ではない可能性があるためです。請求金額が低くなる可能性が考えられます。
 弁護士数が100名を超える弁護士事務所は避けた方がよいと言えるでしょう。

【探し方⑤】完全成功報酬制

 残業代請求に自信のある法律事務所は、相談料や着手金(弁護士に依頼をする際に支払う費用)を無料にし、残業代の回収に成功した場合のみに費用が発生する「完全成功報酬制」を採用しているケースが多いです。
自信のある弁護士は、成功報酬のみで利益を出す自信があるため回収に成功した場合にしか発生しない「完全成功報酬制」を採用するケースが多いのです。
 一方、自信のない弁護士は自身の利益を確保するために相談料や着手金をもらう傾向にあります。

【探し方⑥】家からの近さを基準にしない

 弁護士に依頼をすれば、会社との交渉を全て代理で行ってくれます。依頼者はその都度、法律事務所に行く必要はないため、「家からの近さ」を重視する必要はないのです。

【探し方⑦】企業の顧問をしている事務所は避ける

 残業代請求をはじめ、労働問題を扱う法律事務所には「労働者側の事務所」と「会社側の事務所」の2つに分かれています。
 「労働者側の事務所」は、過重労働や未払い残業代等、劣悪な環境で働いており苦境に立たされている労働者のサポートをします。対して「会社側の事務所」は、労働問題が起きた際に会社側に立って従業員と争います。企業の顧問をやっている事務所が「会社側の事務所」の最たる例です。そのような事務所に所属する弁護士にとって、労働者はいわば”敵”とも言えます。
 ですので、「会社側の事務所」に依頼をすると、労働者側に立って考えることが得意でないことが要因になり、請求出来るはずの残業代を回収出来ない可能性が考えられます。

【探し方⑧】裁判の実績が多い弁護士は避ける

 裁判の実績が多い弁護士も避けた方が無難です。一見、裁判の実績が多い弁護士は経験が豊富に見えるでしょう。しかし、残業代請求が裁判にまで至るケースは非常に少ないのです。ですから、裁判の実績の多さは参考にならないのです。

 また、裁判の実績が多い弁護士は、本来会社との交渉で決着出来る残業代請求を裁判にまで持ち込も可能性があります。裁判は依頼者に多くの費用を負担させますが、弁護士には多くの利益をもたらしてくれます。残念ですが、利益目的で裁判にまで持ち込む弁護士がいることは否定出来ません。

【探し方⑨】質問に答えられる

 依頼する前の段階で経緯を説明し「この場合、実際の残業代はいくらぐらいとれえるのか」を聞いてみることをオススメします。残業代請求の実績がある程度あり、自信がある弁護士であれば、この質問に答えられるでしょう。
 対して、「実際に請求してみないと分からない」と明言しない弁護士は、避けた方がよいでしょう。

終わりに

 一口に弁護士と言っても、残業代請求に強い弁護士もいれば離婚問題に強い弁護士もいたり等、様々です。
 未払い残業代の回収は「残業代請求に強い弁護士」に依頼するのが良策と言えるでしょう。本サイトでは残業代請求に強い弁護士を用意しています。依頼を検討している方は以下を併せてみてください。

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編集部

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