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これで転職時の不安解消!「残業が多い業界・少ない業界」を見極めるポイントのアイキャッチ

これで転職時の不安解消!「残業が多い業界・少ない業界」を見極めるポイント

これで転職時の不安解消!「残業が多い業界・少ない業界」を見極めるポイントのアイキャッチ

 某大手広告代理店の女性社員が、月100時間を超える残業をして、過労自殺した事件が代表するように、日本人は残業時間が多い傾向にあります。
そのため、「家で趣味の時間をつくれない」「友人と遊ぶ時間がない」等の悩みを抱えることから、残業が少ない業界に転職して、その悩みを解消しようと考える方は少もいらっしゃるでしょう。

そのような方々のために、本記事では「残業が多い業界・少ない業界」なのかを見極めるポイントについてご説明していきます。

平均労働時間とは

 まず、どれくらいの時間だと残業時間が多いといえるのかが、気になるところかと思います。

 厚生労働省が定期的に発表している「毎月勤労統計調査」によると、全業界・全業種での平均残業時間は、月10時間程度です。
 しかし実際は、会社が残業時間を把握していない、もしくは、分かっていても黙殺している、というケースが考えられます。そのため、このデータのみからでは、正確な残業時間は把握出来ないというのが実情です。

 そこで参考となるのが、就職・転職支援情報を取り扱う「VORKERS」が、約68,000件の口コミから分析した「残業時間に関するレポート」です。このレポートによると、平均残業時間のデータは、以下の図の通りです。

平均残業時間(月別)の回答者割合
出典元:「Vorkers」https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_4#ranking1

月の平均時間として、最も多く回答されたのが30時間の14.5%でした。しかし、図を見ていただければ分かるように、残業時間が30時間以上と答えている労働者が50%以上いるのです。
そのため、現在働いている職場の残業が月30時間を超えるようでしたら、残業時間が多いと捉えてもよいでしょう。

 但し、業種によって、残業時間の平均は大きく変わります。業種による残業時間の違いを把握しておくと、残業が少ない業界に転職したい場合に役立ちます。

 そこで、次は残業時間が多い業種・少ない業種について見ていきましょう。

残業時間が多い業種・少ない業種

 まずは、「残業時間が少ない業種のTOP10」を見ていきます。

【残業時間が少ない業種TOP10】

順位 残業時間[時間/月] 業種(大分類) 業種(小分類)
1位 12.3 サービス スポーツ/ヘルス関連施設
2位 12.4 メディカル 薬局
3位 12.8 金融 クレジット/信販
4位 13.2 メディカル 病院
5位 13.8 小売/外食 専門店/小売店
6位 13.9 メディカル 医療機器メーカー
7位 15.0 サービス ホテル/旅館
8位 15.0 メーカー 服飾雑貨メーカー
9位 15.2 サービス 士業関連
10位 15.2 金融 投信/投資顧問

1位の「スポーツ/ヘルス関連施設」や2位の「薬局」をはじめ、店舗を構え消費者に向けてサービスを提供する業種がランクインしています。これらの業種は、営業時間が決まっているため、残業が少ないようです。

 次に、残業時間が多い業種を見ていきましょう。

【残業時間が多い業種TOP10】

順位 残業時間[時間/月] 業種(大分類) 業種(小分類)
1位 49.1 メディア 広告
2位 40.9 メディア 新聞
3位 36.5 IT EC/ポータル/ASP
4位 36.3 小売/外食 コンビニエンスストア
5位 35.8 サービス 建築管理/安全作業
6位 35.3 IT コンサルティングファーム/シンクタンク
7位 34.7 メディア 印刷関連
8位 33.2 建築/不動産 ディベロッパー
9位 33.0 メーカー 通信/ネットワーク機器メーカー
10位 32.6 小売/外食 外食/レストラン

 1位の「広告」、2位の「新聞」と、上位をメディア関係の業種が占めました。膨大な情報量を、分刻みで取扱うメディア業界は、時間を問わず働いている方が多いため、残業時間が多くなる傾向があるようです。

残業時間が多い職種・少ない職種

 業種だけでなく、職種の違いによっても残業時間は異なってきます。
そこで、今度は職種ごとの残業時間を見ていきましょう。

【残業が少ない職種TOP10】

順位 残業時間[時間/月] 職種(大分類) 職種(小分類)
1位 8.1 事務・アシスタント 一般事務
2位 8.3 事務・アシスタント 翻訳/通訳
3位 9.3 企画管理 貿易業務
4位 9.3 事務・アシスタント オペレーター
5位 11.0 事務・アシスタント 秘書/受付
6位 12.1 事務・アシスタント 医療事務
7位 12.7 モノづくりエンジニア CAE解析
8位 12.9 医療・食品・化学 品質管理/品質保証
9位 13.9 医療・食品・化学 薬剤師
10位 13.9 ITエンジニア 社内SE

 上記の「残業が少ない職種TOP10」を見ていくと、2位の「翻訳/通訳」や3位の「貿易業務」等、5職種が「事務・アシスタント」です。「事務職は残業が少ない」というのは、イメージ通りのようです。

次に、「残業時間が多い職種TOP10」を見ていきましょう。

【残業時間が多い職種TOP10】

順位 残業時間[時間/月] 職種(大分類) 職種(小分類)
1位 53.7 クリエイティブ系 映像関連
2位 52.8 クリエイティブ系 編集、デスク
3位 51.3 建築系専門業 施工管理(ビル/マンション/商業施設)
4位 50.0 専門 コンサルタント
5位 44.8 販売サービス ドライバー・配送スタッフ
6位 44.8 クリエイティブ系 Webプロデューサー/ディレクター
7位 43.1 クリエイティブ系 グラフィックデザイナー/イラストレーター
8位 43.0 金融系専門職 投資銀行業務
9位 41.9 営業 営業(広告・メディア)
10位 41.7 クリエイティブ系 クリエイティブディレクター/アートディレクター

 「映像関連」や「編集、デスク」等、クリエイティブ系の職種がTOP10のうち5つを占めています。これらの職種は、様々な業界と関わりがあり、作業工程が複雑です。さらに、待ち時間が長いこともあるため、残業時間が多くなるのでしょう。

転職前に残業時間を見極める方法

反抗する男性

 以上のように、業種・職種別で見ていくと平均の残業時間が大きく異なることを、ご理解いただけたかと思います。
 しかし、このデータがあるものの、残業が少ない業種・職種の会社が、必ずしも残業時間が短いとは限りません。それこそ、会社によって残業時間は違ってくるのです。そのため、実際入社してみないと分からないという面があります。

 では、どうしたら残業が少ない会社に転職が出来るのでしょうか。「残業が多かったらどうしよう」と不安を感じながら、新しい会社に入社することは避けたいところです。
そこで、入社前に残業時間が多いのか少ないのかを、見極めることが出来るポイントというものが、実はあります。このポイントは以下の4点です。

➀求人情報に「残業少なめ」と明記してある

昨今の転職サイト等では、各社が求人情報の掲載について工夫を凝らしています。特に、「残業時間少なめ」を強調している求人情報は多いです。実際、このような求人に関しては、残業が少ない傾向にあるので参考になります。

基本給に残業代を含んでいる

 一方、気をつけた方がよいのが、「基本給に残業代を含んでいる」という給与形態の求人を見つけたときです。
例えば「基本給に20時間分の残業を含む」と明記がある求人を見た際、一見すると、残業をしなくても20時間分の残業代が給与に含まれているという、良好な待遇に見えます。しかし、逆を言えば、「20時間以上の残業をさせられる可能性もある」と考えられるのです。

→基本給に残業代を含んでいる給与形態については、こちらで詳しく説明しています。

 残業が少ない転職先を強く希望しているのであれば、特に、このような求人には応募をしないことが賢明です。

面接時、残業についての質問をしたときに明確な回答がある

 また、面接時で、残業のことを聞いたとき「時期によって多い時もある」「職種や担当プロジェクトによる」という、曖昧な答えが返ってくることがあります。この場合は、残業が多い可能性があります。

 一方で、「全くありません。」「発生しても月に3日以内」といった明確な回答がある場合は、比較的、残業は少ないでしょう。

会社の社風

 会社の社風によっても、残業が多いのか、少ないのか、どうかを見極めることが出来ます。
 体育会系の会社、仕事に対して効率よりも体力勝負を求める会社、残業をすることをよしとしている会社等は、残業が多い可能性があります。

 求人票でアピールしている内容、企業サイトでの社長メッセージ等を見てみると見極めることが出来るでしょう。

まとめ

 長時間の残業が理由で、転職を考えている方は、残業が少ない業界・職種に転職を希望しているでしょう。
 そんな方々のために、本記事では、残業が多い業界・少ない業界を見極めるポイントについてご説明させていただきました。
 職に就いてから後悔しない転職を実現するために、本記事を参考にしていただけたら幸いです。

この記事の著者

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編集部

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